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「ほんのジョーク、戯れです。兎に角、俊冬殿と俊春殿は、おれたちにとってキーパーソン。もとい、強みです。しかも、最高最強のです。戦死者のことも、なんとかなるような気がします」
「つまり、われらにどうにかしろと?おぬしは高みの見物で、われらで知恵をふりしぼり、身を粉にして働け、と?・・・。わかった・・・」
俊冬・・・。そんなつもりではないのだが・・・。
なんか、途中のムダな間が気になる。
「お願いします。https://keizo.anime-navi.net/Entry/47/ https://josef.blogger.ba/2023/04/06/%e3%81%9d%e3%81%93%e3%81%a7%e5%a4%a2%e3%81%af%e9%80%94%e5%88%87%e3%82%8c%e3%81%9f/ http://leowatts.mee.nu/ この通りですから。ぶっちゃけ、お二人に頼るしかないのです。ほら、相棒も頼んでいます」
庭をみる。
え?いない?
「さきほど、もう眠ると申して厩のほうにいってしまった。寒くなってきた。障子を閉めるぞ」
相棒の代弁者、俊春。立ち上がって、さっさと障子を閉めてしまう。
相棒、おれにもしらせてくれよ。「それで?まだあるのであろう?」
「ゴーイングマイウエイ」俊冬。さきほどのお願いをスルーし、さきをうながす。
「ええ。その後のことも重要なのです。江戸に逃げかえったのちですが、勝先生と西郷さんの会談が成功し、敵が江戸にやってきます。幕府側のほとんどがそれに反発し、江戸からでてゲリラ活動、つまり小規模で戦います。新撰組も同様に、江戸からでてゆきます」
「そうであろうな。だまって敵のいいなりになる、などということはありえぬ」
斎藤が、うなづきつつ断言する。
「江戸からでてゆくまでに、新撰組を去る人たちがいます」
「なんと・・・。かような不届き者が?ゆるせぬな」
またしても斎藤。さわやかな笑みも、いまはまったくない。
さきほどから、永倉と原田がだまりこくっている。「それで?まだあるのであろう?」
「ゴーイングマイウエイ」俊冬。さきほどのお願いをスルーし、さきをうながす。
「ええ。その後のことも重要なのです。江戸に逃げかえったのちですが、勝先生と西郷さんの会談が成功し、敵が江戸にやってきます。幕府側のほとんどがそれに反発し、江戸からでてゲリラ活動、つまり小規模で戦います。新撰組も同様に、江戸からでてゆきます」
「そうであろうな。だまって敵のいいなりになる、などということはありえぬ」
斎藤が、うなづきつつ断言する。
「江戸からでてゆくまでに、新撰組を去る人たちがいます」
「なんと・・・。かような不届き者が?ゆるせぬな」
またしても斎藤。さわやかな笑みも、いまはまったくない。
さきほどから、永倉と原田がだまりこくっている。
にでてましたか?」
「だから、わかりやすいっつってんだろうが。それだけではない。おまえ、「去る人たち」っていったろ?隊士だったら、そういうはず。人つったら、格上の
だ。斎藤は、まず考えられんからな。なら、おれと左之しかいないだろうが」
そんなに推理しなくっても・・・。
「あらかた、近藤さんがおれたちを怒らせ、から追いだすんだろう?」
のけぞり、天井をみつめたまま、原田が問う。いや、これもまた確認である。
「おれもそう思う。土方さんは、なんだかんだつっても寂しがり屋だからな。たとえ死ぬことがわかってても、おれたちに傍にいてもらいたいはず。だが、近藤さんは、ああみえてしっかりしてる。自身が悪く思われようがなんだろうが、おれたちを護るために遠ざけちまう。まっ、どっちがいいも悪いもないがな・・・」
永倉、そして、原田・・・。
どちらも、局長と副長をしりつくしている。わかりすぎている。そして、たがいに思いやりすぎている。
「まったくもっておっしゃるとおりです。史実では、今後の活動について、局長とあなた方との間で意思の相違があり、あなた方が袂をわかつと。創作かもしれませんが、あなた方の提案したことに対し、「家臣になるなら従ってやる」みたいなことを局長がいったことにより、あなた方が激怒するのです」
室内に訪れた静寂。
斎藤はただ呆然としているし、双子は静かにきいている。
「ははっ!笑えるな、ええ?やはり、創作だ。笑える、笑っちまう」
永倉は笑いながら、拳を布団にたたきつける。鈍い音がし、布団に拳の跡がくっきりついてしまった。
「この調子なら、ずっと昔、おれたちが近藤さんのことを会津に訴えたってことも、伝わってるんだろう?いくら創作でも、突拍子もないところからかような馬鹿な話しができるわけがない。その件があったから、勝手に想像されちまうんだ。新八、おまえにいたっては、芹澤さんのこともある。『永倉は芹澤の暗殺で不満をもち、近藤の増長に我慢がならなかった。そしてついに、近藤から家臣になるならといわれて怒り心頭に達し、新撰組をみかぎった』ってな感じか?」
「やめろ、左之」
永倉は、原田のジョークともマジとも判断のできぬ話にイラついている。
は、やさしくまっすぐで謙虚。非の打ちどころがございません。子どもらがおりますゆえ、これ以上のことは申しませぬが」
さすがは俊冬。じつに如才がない。
暗にでかいっていいたいのか。
そして、満足げにうなづく局長。
双子の特殊能力騒ぎのお蔭で、http://my-personal-blog.tearosediner.net/after-all-investors-in-the-bond-market http://my-personal-blog.theglensecret.com/there-are-considerable http://my-personal-blog.yousher.com/however-in-the-last-20-years ホルスター装着時の比較を免れたのはラッキーである。
だって、どうせまたおれだけ「ダサッ」って、いじられるにきまっているのだから。
それは兎も角、こんな調子で、そもそもの目的の掃除がおわったのは昼になろうかというであった。
弾左衛門は、関東一円で十万人以上の穢多非人を支配していたといわれている。その支配力はすさまじく、大名も顔負けの力があったという。
此度、かれは選りすぐって二百名を引き連れている。それだけでなく、軍資金も調達してくれている。
かれらのうち、いったい何名が戦に参加することになるのか・・・。
博徒や侠客も、十数人参加している。例の双子のに合格した男たちである。
みじかい間であったが、仮の屯所である秋月邸に別れをつげた。
向かうは内藤新宿。さほど遠くはない。に合格した男たちである。
みじかい間であったが、仮の屯所である秋月邸に別れをつげた。
向かうは内藤新宿。さほど遠くはない。は、なんかいってなかったか?」
「『有志を集い、春日隊を結成した。みな、此度の出陣にはなみなみならぬ闘志をもっておる。やっとお上のお役に立てそうだ』、とおっしゃっておられました」
「おお、さすがは彦五郎殿。頼もしいかぎり。のう、歳?」
「ああ。そこはわかった。おれがききてぇのは、そっちじゃねぇ」
副長は局長をスルーし、双子をにらみつける。
「それ以外に、なにかいってなかったか?」
俊春が口の形でよみとれるよう、ゆっくり尋ねる。
「・・・。いえ、なにも」
「まちやがれ、俊冬。なんだ、いまの間は?」
「副長のお話など、なに一つうかがっておりませんが」
「きいてんじゃねぇか、俊冬?ええっ?」
「いえ、なに一つ。副長のは、なんかいってなかったか?」
「『有志を集い、春日隊を結成した。みな、此度の出陣にはなみなみならぬ闘志をもっておる。やっとお上のお役に立てそうだ』、とおっしゃっておられました」
「おお、さすがは彦五郎殿。頼もしいかぎり。のう、歳?」
「ああ。そこはわかった。おれがききてぇのは、そっちじゃねぇ」
副長は局長をスルーし、双子をにらみつける。
「それ以外に、なにかいってなかったか?」
俊春が口の形でよみとれるよう、ゆっくり尋ねる。
「・・・。いえ、なにも」
「まちやがれ、俊冬。なんだ、いまの間は?」
「副長のお話など、なに一つうかがっておりませんが」
「きいてんじゃねぇか、俊冬?ええっ?」
「いえ、なに一つ。副長の遍歴とか武者修行ぶりとか、いっさいなにも」
さらりとかわす俊冬のさんのことだ。たいそう語ったにちがいない」
「ああ、新八の申すとおり。彦五郎さんのことだ。たいそう語ったにちがいない」
「ああ、新八の申すとおり。彦五郎が進発したということで、胸を撫でおろしております。会津藩邸にもまいりましたが、すでに本国には報せているとのことでございます」
「会津にもずいぶんと世話になっている。本来なら、かような義理はないはずなのに。いつか、なにかで返さねばならぬであろう」
局長の言葉に、俊冬はうなづく。
そのとおりである。新撰組は、最初こそ会津藩お預かりの組織であったが、いまや幕臣。幕府直下の組織。かならずしも、会津藩が資金等を援助する必要はない。しかも、会津藩もたいへんな時期である。
「おまえら、すこしは休んでくれ。いまだかつて、おまえらの寝姿ってのをみたことがない・・・」
「ちいさいのに、よく体力がもつものだ」
島田が副長にかぶせ、心底感心しているようにつぶやく。
「ちいさいは余計なお世話だ、なぁ?小柄ってだけではないか」
「いや。それはおなじ意味だ、勘吾」
蟻通。それから、尾関である。
「よいではないか。馬も、馬体がちいさいからと申して、駆けられぬというわけではない。すぐにへばるだけのこと」
きわめつけは、馬フェチの安富。
残念ながら、いまのはフォローになっていない気がする。
「馬といっしょにするな。それに、すぐにへばっちまったら、つかいものにならぬであろう」
永倉も苦笑している。
での最後の朝食をおえることができた。
弾左衛門一行や、でひっかけ問題をクリアして雇用された博徒や侠客たちが、ぞくぞくと集まってきている。
進軍の準備といっていっても、https://blogfreely.net/debsyking/kan-bing-wodan-dang-shiteitashan-qi-gasoreniqi-fu-ki-qu-ketekuru http://my-personal-blog.huicopper.com/most-large-enterprises-are-now-effective http://my-personal-blog.trexgame.net/market-integration-in お泊りセットもないのでゴロゴロひっぱるスーツケースに詰めるものがほとんどない。スーツケースどころか、エコバック一つない。風呂敷一枚あるだけだ。それも、島田がリサイクルしたという段だら模様の風呂敷である。
いや、これはこれで、NETオークションに出品したら新撰組ファンが落としてくれるかも、だが。
ゆえに、ありがたくつかわせてもらうことにする。準備自体は、瞬殺で終了。自分でもびっくりである。
拳銃嚢。つまり、ホルスターがもうできあがったらしい。
朝餉の準備に、ホルスターづくり・・・。
双子は、眠っていないにちがいない。っていうか、いっつもどこで眠っているのかとか、ちゃんと睡眠をとっているのかとか、いらぬ心配をしてしまう。
それは兎も角、ホルスターは、ヒップホルスターのバックサイド式である。現代でも、おおくの警官、刑事、軍人に多用されているスタイルだ。
相棒の首輪もだが、こまかな金具もよくそろえることができたなと驚いてしまう。もちろん、クオリティーの高さについてもである。
さっそく、五人で着用することに。
局長をはじめ、好奇心旺盛な外野が取り囲んでいる。
掃除を開始しているので、庭で試着をおこなう。
そして、そこではたと気がついた。
副長、原田、双子、おれ・・・。
こ、この面子は・・・「このように、取り付けます」
俊冬は、自分メイドのホルスターの装着方法を指南する。
ほうほうといいつつ、副長も原田もいわれるままに腰に装着する。
「いかがいたした、主計?われらが夜なべし、一針一針心をこめ、無事を祈りつつつくりあげたものに、なにか不満でもあると申すのか?」
「俊冬殿、それから俊春殿。そのことについては、心から感謝しています。不満などあるわけがないじゃないですか。大切につかわせていただきます」
「ならば、はやくつけてみせよ」
俊冬は、にっこり笑う。その隣で、俊春も同様の笑みを浮かべている。
。 ぞっとするほど悪意に満ち満ちている。
くそっ、わかってるくせに。
内心で歯ぎしりしつつ、てばやく装着する。
思いのほか、ぴったりしている。警察の支給品より、よほどつかい心地がよさそうである。
「それぞれの腰まわりにあわせておるゆえ」
「ええ?それぞれの腰まわりって?みただけでわかるんですか」
俊冬は、にんまり笑う。
なるほど。女性のスリーサイズも、ぱっと見でよみとれるってわけか。うらやま・・・。
「スリーサイズとはなんでしょうな、兄上?」
「相棒、そんなこと思ってないぞ」
俊春の疑問に、いつものように相棒の代弁かと勘違いしてしまった。
「主計、よほどたまっておるのだな。われら、の体躯を無遠慮にみるなどということはせぬ。みるとすれば、男だ」
なんてことだ。
俊冬、スリーサイズの意味をわかっているのか?
「助兵衛なおぬしのこと。言の葉の意味がわからずとも、容易に想像がつく」
「助兵衛って、おれのどこが助兵衛って・・・」
「まて、俊冬。男をみて、いったいなんの役にたつってんだ?」
おれにかぶせ、副長が俊冬に問う。刹那、双子がにんまり笑う。その
の体躯を無遠慮にみるなどということはせぬ。みるとすれば、男だ」
なんてことだ。
俊冬、スリーサイズの意味をわかっているのか?
「助兵衛なおぬしのこと。言の葉の意味がわからずとも、容易に想像がつく」
「助兵衛って、おれのどこが助兵衛って・・・」
「まて、俊冬。男をみて、いったいなんの役にたつってんだ?」
「脅しにつかえます。矜持の強き者ほど、たいていちいさいもの。うってつけの脅しの材料となります」
沈黙・・・。
江戸の朝って、こんなに静かなんだ。
雀のおしゃべりをききながら痛感する。
「なら、土方さんのも?」
「土方じゃねぇっ!内藤だっつってんだろうが、新八。ってか、そんな問題じゃねぇ。なにゆえ、おれのがちいせぇっていいやがる。難癖つけんじゃねぇよ」
副長の勢いに、子どもらはのカッコよさなどふきとんだらしい。
「副長のなにがちいさいのですか?」
泰助が、ひきまくっている大人に無邪気に問う。
「泰助は、ねんねだな。アレにきまってるだろう?」
「そうそう。副長のアレは、ちっちゃいんだって」
年長の市村や田村は、年上ぶる。大人ではけっしていえないことも、怖いものしらずのかれらである。堂々といってのける。「みな、やめぬか。ふざけている場合ではなかろう」
おお、ついに局長が。
「で、わたしのはどうだ?わたしは、歳、否、内藤君ほど矜持はムダにたかくない。さぁっ、みてみよ。とっくりとみ、みなのまえで申すといい」
きょ、局長?パワハラでしょうか?それとも、脅しでしょうか?いやいや、そんだけ自信があるってことでしょうか?
副長と双子は、言葉に詰まっている。
そういえば、昨夜、斎藤が局長のはおおきいってことをいってたっけ・・・。
「おそれながら、局長の
おれにかぶせ、副長が俊冬に問う。刹那、双子がにんまり笑う。その
それまでおいたをしていた連中が、いっせいに逃げだしてしまった。
すごい。これは新門の親分と同様、かなりの男である。
「大丈夫かい?」
逃げてゆく荒くれどもに一瞥くれ、弾左衛門がちかづいてきた。
「あ、ありがとうございます。https://debsyking.livejournal.com/1272.html http://debsyking.bravesites.com/entries/general/%E5%A5%B4%E3%81%8C%E7%99%BD%E5%B2%A9%E3%82%92%E9%80%A3%E3%82%8C%E5%9B%9E%E3%81%97 https://justpaste.it/75m4c 大丈夫でございます。乱暴にはなれております」
俊冬は、蹴られた脚をさすりつつ、弱弱しい笑みとともに応じる。俊春も、殴られてこぶのできた頭を掌でさすっている。
「弾左衛門殿ですな?」
門からでてきたのは、永倉と島田である。
「どうぞ。おまちしておりました」
永倉は、こちらにを向ける。
「うちの小者を助けていただき、かたじけない」
永倉が礼をいうのをききつつ、そこではじめて、いまの一連の出来事が仕組まれたことだと気がついた。
永倉だけではない。副長やほかの組長たちは、門の向こうで様子をうかがっていたのである。
双子が、訪問者たちを試すのを。
合格したのは、弾左衛門のみ。ほかの受験者は不合格、というわけである。
最初から打ち合わせていたのか、それとも、双子のアドリブか。
兎に角、おれはまったく気がつかなかった。
弾左衛門とそのの背をみつつ、『犬の散歩係』といわれても、仕方がないと嘆息してしまう。
子どもらは、双子のことが大好きである。いまさらであるが。
ふだん、局長や副長がなにかいいつけても、「えー」だの「あーあ」だのぶーたれる子もいれば、溜息をついたり
これもまた、漫画みたいに鈍い音が。
俊冬が、さりげなくおれのまえにで、その蹴りを左脚に喰らったのである。
おれはそれを、かわそうとしていた。軽くかわせるほど、相手の蹴りがよめていたからである。
「どうか、乱暴はおやめください」
双子はぺこぺこと腰を折り、頭を下げる。
その卑屈な態度は、男どもの獣性を促進するだけである。
「なら、金子をよこせ」
全員が、いっせいに身構える。なかには、、髷を結っている。
ちかづいてくるその挙措に、無駄もスキもまったくない。
ウイキペディアの写真は不鮮明であるが、実物はかなりイケている。は、アラフィフというところか。
弾左衛門である。その背後に、大勢のを従えている。
「だ、弾左衛門?」
「ひいいっ」もっとも、昔もいまも、散在するほど金も幸運もあるわけではないが。
「くそったれ」
一人が、腹立ちまぎれに俊春の頭を殴った。
「こんっ」
漫画みたいにいい音が鳴り響く。
「あーあ、つまらぬ」
さらに、ちがう男が、おれに足蹴りを喰らわそうと・・・。
「どすっ」にだしたりする子もいる。
一応、小姓なのだから、結果的にはやるのであるが。
だが、双子にたいしては、率先して手伝いたがる。そして、双子もうまい。そうするよう仕向けている、というわけではない。だが、手伝いたいと思わせ、実践させる。そういうふうに導いている、というのであろうか。 というわけで、厨で、子どもらとともに手伝いをする。
野村もやってきているが、すでに治っている腹具合の不調が、いま、このときになって再発し、厨にある椅子がわりの木箱に座って眺めている。
その腹具合も、夕餉のまえにはすっかりよくなるのである。じつに都合のいい腹である。
子どもらのなかには、興味をもったらとことん追求したいという、前向きな子がいる。料理に興味をもつ子もいれば、DIYに興味をもつ子もいる。もちろん、兵法やら政に興味をもったり、書や算術が面白いと思う子もいる。剣術や槍術、柔術を貪欲に学びたいと思っている子も。
双子がそういった子たちに、ときの許すかぎり教えてやっている。もちろん、それはほかの隊士たちもおなじで、DIYなら相棒の御殿をつくってくれた伊藤が教えたり、文学関係については文学師範であるが教えたりしている。
双子が華麗な魚捌きを披露しているところに、副長がやってきた。という、多摩出身で天然理心流の遣い手を連れている。
横倉は、恰幅がいいわりには動きがはやく、沖田とおなじく突き技に長けている。
坊主頭で人のいい性格から、「仏の甚五郎」と呼ばれている。
当人曰く、「いつ、誠の仏になってもおかしくない」らしい。「リアル仏の甚五郎」というところか。
当人は、そのふたつ名を気に入っているので、それを冗談につかっている。
をあわせれば、嫌な思いをすることがわかっているからである。
引継ぎは、双子がすることになる。
かれらより、一足先にかえることになった。引き上げの準備後、いままさに宿所がわりの庵からでようとしたタイミングで、双子がまったをかけた。
「上様が、みなさまにお礼を申されたいと仰せです」
俊冬がいいおわらぬうちに、https://freewebads.biz/389/posts/1-Digital-Items/1-Websites/2000476-Professor-of-Accounting-.html https://www.evernote.com/shard/s330/sh/f424d215-bcda-7299-325c-770f8d9727bc/6e55da9923037f64b188b56fcf05038d https://addirectory.org/details.php?id=341997 将軍が「葵の間」よりやってきた。
いっせいに片膝ついて控える。
「かまわぬ。面をあげよ」
いわれるままに、片膝ついたままをあげる。
なんてこった・・・。
すこし離れている隊士にはわからぬであろうが、冬のささやかな陽光のなか、将軍の頬から顎にかけ、真っ赤に腫れあがっているのがわかる。
俊冬のジェスチャーは、軽めの一撃って感じだったが、実際のところは、強烈なアッパーカットだったんだ・・・。
副長が喰らったのとおなじ・・・。
いや、絶対に喰らいたくない一撃である。
「このたびの警固のこと、心より礼を申す」
そういうと、頭をさげる将軍。あきらかに、警固まえとは態度がちがってる。
この数日の間に、思うところがあったのであろう。
沢村との一戦後、将軍は、次の間や廊下の見張りに「寒いであろう」、と本間の火鉢にあたらせてくれたり、こっそり酒をすすめてくれたりしたそうだ。それだけでなく、外の見張りたちにも同様に。
休憩中の者と、酒を酌み交わしたりもしたそうだ。
京での戦のことを、よくきいてくれたらしい。
「なにか礼をしたいところではあるが、いかんせん、余は謹慎中。しかも、懐は寒く、なんの権限ももたぬ身」
おどけたようないい方に、隊士たちから笑声がもれる。
「だが、新撰組の活躍と無事を祈っておる。余には、そのくらいしかできぬので」
ぽつりと付け足す。
「いえ、お気持ちだけで充分でございます。数々のご無礼、ひらにご容赦願います。交代が急で、近藤がご挨拶できませぬことも、お詫び申し上げます」
将軍とは反対側の頬が赤く腫れている副長が、神妙に応じる。
副長のそれは、俊春が冷やしてだいぶんとマシになっている。将軍のそれも、俊春が冷やしたのであろう。
「近藤にも、いい勉強になったと伝えてほしい。おぉそうだ、兼定にも世話になった。生きのびることができたら、毛玉ではない、兼定のごとき精悍な犬を傍におきたいものだ」
将軍はこちらへちかづくと、両膝を折って相棒とをあわせる。犬に慣れていないのであろう。触れるのが怖いらしい。それでも、をあわせるだけすごいことである。
「触れていただいても、大丈夫でございます。兼定だけでなく、犬は、をわかっておりますゆえ」
伝えると、おずおずと頭を撫でる。それから、笑顔になる。
時代だけでなく、いろんなものに翻弄される男・・・。この人も、おれたちとおなじ、ただの男なんだ。
新撰組は、この朝をもって無事、将軍警固の任を解かれた。
二日後、自称「新撰組の人斬り」の大石とそのたちが、甲府に出立した。
この数日まえにも、そのあたりの地理にあかるい隊士を三名むかわせている。
一応、物見である。が、実際のところは、遠ざけるという意味がある。
ぼちぼちではあるが、入隊希望者が集まってきている。大石が新参者と衝突することは、火をみるよりもあきらか。そのまえに、物見にだしておこうというわけである。
同日、幕府より甲州出陣に費用にと二千両以上の金子を賜る。
新撰組を甲州に向かわせようという動きが、活発化している。それを画策している筆頭が、勝である。
その他、好戦的な隊もまた、ぞくぞくと出陣している。
伊庭の属する遊撃隊も、その一つである。
好戦派を江戸から遠ざける。これが、勝の目的である。
俊春が「富士山丸」で泰助に勝手に約束した、ふわふわたまごや寿司を喰いにゆこうという企画は、双子がつくるほうがいいということになり、ぽしゃった。
いやマジ、助かった。身ぐるみはがされるどころか、借金をこさえるところであった。
この夜、また握りが喰えるという。
この日は、局長もいるし、野村もやっと医学所から解放された。入院している隊士たちも、ぞくぞくと退院している。
その祝いも兼ねようというわけである。