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Alicia McKenzie's Blog

おミツさんが来てからというもの

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おミツさんが来てからというもの

おミツさんが来てからというもの、たくさんの人が駆けつけてくれた。

 

 

土方さんの盲目のお兄さん、お姉さんに、林太郎さん、おツネさん。

 

 

皆、皆、私達の無事を喜んでくれた。

 

 

 

中でも驚いたのが、

 

 

「立花さーん!?お客さんが!!」

 

「お鈴さん!?」

 

 

宿を出るとき、すごく心配してくれていた。

 

でも、彼女の声が、更に客人と言っている。

 

 

「なんかすごい綺麗な人ーー!!きゃ!ちょっと!」

 

何事か。

鈴が一人で騒いでいるのかと思いきや、またもや勢い良く襖が開いた。

 

 

「立花さん!!」

 

 

「あ明里さん!?」

 

 

そう。突如姿を現した明里だった。https://mathew.anime-movie.net/Entry/9/ https://mathew.99ing.net/Entry/9/ http://carinacyril786.futbolowo.pl/news/article/news-9

 

 

「なっなんで!?」

 

そう言えば今日もう何度目かの抱擁をされた。

 

「はっはぁっ知り合い?」

 

 

その後を急いで駆けて来たであろう鈴が息を切らしながら問う。

 

美海はその剣幕に驚き、頷いた。

 

 

その人っね、途中の道で立花さんはどこにいるかって聞いてくるもんだからっ」

 

「大丈夫?」

 

涙を拭い復活したミツが鈴に茶を渡した。

 

「ありがとう」

 

息を調えると、再び鈴は語りだした。

 

どうやらそう尋ねられたが、明里を官軍の差し金ではないかと思った鈴は言わなかったらしい。

 

だが、あまりにしつこく、素性を尋ねたら新撰組の知り合いだと言って、新撰組について事細かに話すものだから連れてきたようだ。

「なるほど。でもどうしてこんなとこに

 

 

「どうしてって、立花さんは私の数少ない友達やもん!ずっと、心配してたんよ」

 

そう言うと明里はニカッと笑った。

 

雰囲気は変わったが、相変わらず、そういう所が、美しいなと思う。

 

 

この人は、こういう笑い方をする人だった。

 

 

「ありがとう、ございます

 

遠かっただろうに。

こんなところまで、来てくれたんだ

 

 

「蝦夷地でのこと、聞いて、ずっと心配しててん。

でも、立花さん生きてるって聞いて。ほんまに良かった

 

 

美海はやっぱり涙を浮かべると、頷いた。

 

 

 

「全部、聞いたよ。

ようがんばった。うちらも、一緒やからね。一緒やから

 

 

他にも話してくれていたのに、そう明里さんが言ってくれたのが、すごく印象に残っていた。

 

 

周りにはおミツさん、お鈴さん、おツネさん、そして、明里さんがいて。

 

みんな、強い強い女性だな。と思った。

 

 

 

でも、今思い返してみれば、彼女達は、私の性別をどこかで知ったのかもしれない。

 

明里さんの言葉には、そういうことも含まれている気がした。

 

 

それから私達はしばらく彦五郎さんの所でお世話になることになる。

 

 

鉄くんに関しては3ヶ月。

 

本当に、優しい人だと思った。

優しいって言うと、それもおかしいんだけど、人間的に、優しい人だと思った。

 

私はというと

 

 

実は、最後まで鉄くんといれたわけではない。

 

いや、ある日を境に、私も自分の戦いに終戦を迎えることとなった。

 

 

新政府軍の監視も薄くなって、八木のおばさん達も一度来てくれた。

 

そんな頃。

 

 

「おい!おい!鉄!美海!!」

 

 

「なんですか?彦五郎さん」

 

すっかり馴染んだ彦五郎さんは、なんだか土方さんの面影さえ見える。

 

 

「てめぇらに、客だ!」

 

 

すごく、上擦った、興奮したような声。

 

 

二人は目を合わせると首を傾げ、立ち上がった。

 

 

「彦五郎さーんあんまり興奮すると、血圧が

 

 

つべこべそう言いながら戸を開けると、物凄い光景が瞳に飛び込んできた。

「う

 

「先輩?どうしたんですか?」

 

市村が後ろから声を掛ける。

そして襖を覗いた。

 

 

………

 

市村はポカンと口を開けたままだ。

 

 

 

「皆さん

 

 

「よう。久しぶりだな」

 

 

懐かしい顔ぶれ。

 

中には大口を開けて笑う原田、永倉、藤堂、それに斉藤もいた。

 

 

……よう」

 

永倉は、憂いが含まれたような、そんな笑い方をした。

 

 

「み皆さん!無事だったんですね!」

 

 

「ははっ!美海。それはこっちの台詞だよ」

 

藤堂がそれを聞いて、笑った。

 

「お前らが蝦夷地で、どんなけがんばったか、聞いてたよ」

 

 

「土方さんも総司も、無茶しやがって。近藤さんなんて本当にあの人は

 

永倉の後に原田が俯いた。

そして皆、思い詰めたように暗くなる。

 

 

「ごめんな。あの時、離れて」

 

永倉がそう呟いた。

 

きっと、ずっと、そればかりが気がかりだった。

 

 

「いえ。きっと、どうなっても、こうなってたんですよ

 

それに美海は小さく笑った。

 

そうだ。どうなっても、きっとこうなってた。

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