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「何なん?自分は傍におっても迷惑やない特別やとでも思っちょるん?あんたいつもそうやってうちらの事見下しとるんやろ!」
「じゃなくて,想うのは自由やと思いますけど一之助さんの気持ち考えた事あります?」
「うるさい!ぽっと現れて気に入られちょるからって!」
馬鹿にするのもいい加減にしろと思い切り三津の体を突き飛ばした。三津は尻もちをついて手のひらを少し擦りむいた。
「そうやなくて……。」 https://carinadarling.wordpress.com/2024/04/11/%e4%b8%89%e6%b4%a5%e3%81%ae%e5%bc%95%e3%81%8d%e6%94%a3%e3%81%a3%e3%81%9f%e9%a1%94%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%81%a6/ https://mariaa.coslife.net/Entry/4/ https://andersonking.anime-navi.net/Entry/4/
「うるさい!さっさと出て行き!余所者!」
力いっぱい引っ叩いた。三人で三津を囲み込んで日頃の恨みと言わんばかりに手を上げる。
『何で話し合うって難しいんかな……。でも今回は私が悪いか……。』
ただでさえ自分を敵視してる相手なのに言葉を選ばなかった。単刀直入に言った方が伝わると思ったが神経を逆撫でしただけだった。
全身に痛みを感じながら蹲り,何とか顔だけは守ろうとした。じゃないと仕事に支障が出る。そこだけは冷静に考えていた。
「お前ら!何しとるん!!」
その声に三人の肩がビクッと跳ねた。声の主を確認して真っ青な顔をした三人は一目散に逃げ出した。
「あ,一之助さん。」まずいところを見られたな。どうにか誤魔化したくて,自分に駆け寄ってくる一之助にへらへら笑ってこんにちはと声をかけた。
「馬鹿か!何がこんにちはや!大丈夫か!?立てるか!?」
座り込んだままの三津の体を支えながら着物についた土埃を優しく払った。
「大丈夫ですよ。女の子の力って知れてますから。それより何してるんですか?」
「それよりやないっ!馬鹿っ!もぉ……心臓止まるかと思った……。またあいつら言いがかりつけてきたんか?」
一之助はちょっとごめんと断って袖を捲って腕に傷はないか確認した。足も確認したいとこだが流石に裾は捲れなかった。
「違いますよ。私が怒らせる事言っちゃったんです。駄目ですよ?ちゃんと相手の話も聞かんと……。」
そうは言うものの,三津はこれは自分が言えた事じゃないなと反省した。
自分は桂の話を聞かなかったじゃないか。
「そうやとしても三人で一人に手を上げる方が悪いに決まっちょる。」
『小五郎さんもこうやって年上の癖に私を泣かせた,傷付けたって悪者にされたんやろか……。』
「悪いのはお互い様です……。でも今一番悪いのは私っ……!」
三津はぼろぼろ涙を流した。どうしたらいいか分からない一之助は背を向けて三津の前に屈んだ。
「とりあえず帰ろ。乗って。」
「歩けます……。」
「いけん。怪我しちょるかもしれん。乗らんかったら横抱きするで。」
実際恥ずかしくてそんな事は出来ない。三津もそれは嫌だった。
「見られたらお互い面倒やと思うんで肩を貸してもらえたら……。」
お互いそれで合意して三津は家まで送ってもらう事にした。
「一之助さんは何でここに居るんですか?」
「しずさんが三津さんにおはぎ持ってっちゃりって言うけぇ家に行ったんやけど。」
美味しいあれだぞと手に持ってる包みをちらつかせた。
留守だったから散歩でもしているのかと思い,一緒に初詣に行った帰りに歩いた道を辿っていたらあの現場に出くわした。
「ご迷惑おかけしてます……。」
「何であぁなったん?」
女子が寄って集って殴る蹴るしてるのは初めて見たと一之助は完全に引いていた。
「私が一之助さんに付き纏うの迷惑ですって言ったんで。」
完全に余計なお世話を焼いたんだと説明した。そもそも相手にしたのが間違いだった。
「ごめん,それは俺が言わにゃいけん事やのに……。」
一之助はそう言うがそれも火に油だと思った。あの子達は三津を敵視している。一之助がそう言ったとしても,三津に言わされてると思うに違いない。