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Alicia McKenzie's Blog

やっぱり歩く問題児でしかないのか

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やっぱり歩く問題児でしかないのか

やっぱり歩く問題児でしかないのか。三津は大きな溜息をついて肩を落とした。

 

 

「言葉にしても伝わらんし,話し合っても交わらんってどうしたらいいんですかね……。」

 

 

「あいつらはもう相手にしちゃいけん……。」

 

 

「いえ,小五郎さんです……。」

 

 

その名前に何故か一之助がドキッとした。いきなりなんでそこに話が飛ぶのか理解できなくて,黙って三津が何か喋るのを待った。

 

 

「私さっき一之助さんに偉そうにあの子らの話も聞かんと……って言いましたけど,小五郎さんの言い分なんて何一つ聞かなかったんですよね。

会った時も情に流されんと突き放す事しか考えてなくて……。」

 

 

「それは桂様の自業自得やろ。それだけ三津さんに酷いことしたから……。」

 

 

三津はそれは違うと否定した。https://carinadarling.livedoor.blog/archives/4774065.html

 http://mathewanderson786.rentafree.net/entry/1031845 https://andreww.anime-navi.net/Entry/5/

 

「そこもお互い様なんです。お互いに話し合いも思い遣る気持ちも足りんかったんです。

それに歩み寄ってきた小五郎さんを私は突っぱねてここに居ます。私がちゃんと向き合えば少しは違ったんかもしれません……。」

 

 

『それでさっき一番悪いのは私って言ったんか……。』

 

 

話が繋がって一之助は納得した。

 

 

「気持ちの整理の為に散歩しちょったん?」

 

 

「はい。もう結論は出てるんですけど,何か難しく考え過ぎちゃって。」

 

 

「その結論とは……。」

 

 

「九一さんと一緒になるってやっと決心ついたんです。」

 

 

あぁ,やっぱりか。分かってはいたが少し落胆した。それでも一之助は顔色一つ変えずに平静を装った。

 

 

「まぁ妥当やな。フサちゃんもそれを喜ぶやろ。」

 

 

「そうですね。でも小五郎さんとの復縁望む人も何人かいて……あっちの事をもっと考えてあげて欲しいって。九一さんにも考える時間は取ってもいいって言われちゃって。」

 

 

だから思い返していたら混乱してしまった。苦笑しながら頬を掻いた。

 

 

「入江さんも考え直せって?そう言っとるそ?」

 

 

それは理解し難いと顔を顰めた。好きな相手と夫婦になれるのに恋敵の肩を持つような事をするのか。

 

 

「九一さん変わってますからね。何か考えがあっての事やと思いますけど。」

 

 

「そんな人の嫁になれるの三津さんしかおらんのやろな。」

 

 

「それが小五郎さんの時にも言われるんですよ。あの人を扱えるのは私だけだそうです。

でも……私には荷が重過ぎます。」

 

 

そう言ってへらへら笑った。心の中で幾松の言葉が反芻する。

お三津ちゃん最初からそうやったやん

 

 

『私は最初から小五郎さんに対する気持ちが中途半端やったんかなぁ……。』

 

 

桂は常に不安だったのだろうか。いつも自分に自信がなくて,桂に対して引け目を感じて,どんなに愛されてると実感しても劣等感は拭えてなかった。

だから何かあれば身を引かねばと言う思考は頭の片隅にはあった。

 

 

そんなあっさり離れられたら相手は不安やと思うけど

 

 

幾松の言う通りだ。

 

 

『小五郎さんはいつも不安やったんかな……。何食わぬ顔してはったけどホンマはずっと不安やったんかな……。』

 

 

三津に求められる男になる。それまで見捨てないで

 

 

この台詞は今でも鮮明に覚えている。そう言わせてしまった自分に嫌気が差したぐらいだから。

桂は自分の元から去る事をずっと恐れていたのかもしれない。

 

 

「はぁー……私全然アカン人間やっ!」

 

 

「何で!?」

 

 

突然隣りで深い溜息をついて発狂され,一之助は気は確かかと三津の背中をとんとん叩いた。

 

 

「いや……色々自分のアカン部分思い出して消えたくなっただけです……。」

 

 

あまりにもがっくり肩を落として項垂れるから一之助は余計な事は言うまいと寄り添うだけに徹した。自分が口を開けばろくな事が無い。

 

 

家まで辿り着いたはいいが,浮かない顔と言うか,悲壮感に満ちた表情をされたままでは放ってはおけない。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「大丈夫です。たださっきのあの子達の件は黙っててもらえます?」

 

 

そこでようやく困ったようにだが笑みを見せた。

 

 

「分かった。黙っとく。その代わりもし怪我しちょるのに気付いたらすぐ言って。」

 

 

それは約束すると笑顔で頷いた。今はそっとしておいてと言われたから,後ろ髪を引かれつつも一之助はお店に帰った。

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