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Alicia McKenzie's Blog

「一之助さんが三津さん幸せにしてくれたら

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「一之助さんが三津さん幸せにしてくれたら

「一之助さんが三津さん幸せにしてくれたらいいそっちゃ。三津さん絶対裏切らんもん。」

 

 

「無理無理!俺は泣かす自信しかない!三津さん泣かせたくない!すみちゃん無責任にそんなん言わんで!

それに三津さんが入江さん選んだんやけぇ……。」

 

 

気まずい空気にしないでくれとちらっと三津を見た。https://www.evernote.com/shard/s729/sh/a88afa47-81cb-adcd-9ba1-d61776d4da4a/TBqXAFyE0BWQwZdJW1-jQz8zqb__YAMukZ9-O0qmdofNmwUjUbq5-upQ3A https://blog.udn.com/79ce0388/180452919 https://blog.udn.com/79ce0388/180455434

 

 

「一之助さんにはもう幸せにしてもらってますよ?お陰様で働きやすいしこうやって雑談にも混じってくれはって。」

 

 

面倒みの良さに助かってますと嬉しそうに笑っている。

 

 

「そう言う意味やなくて……。」

「余計な事言わんで。」

 

 

一之助は瞬時にすみの口を塞いだ。

文がそう言うとこ鈍いよねぇと若干呆れてるように自分を見てくるから,三津は何が?と首を傾げてフサに説明を求める。

 

 

「姉上はもっと殿方に好かれてるのを自覚なさって下さい。」

 

 

「それは私を自意識過剰にしてより駄目な女にしようとしてる?」

 

 

「何で変なとこで捻くれとるそ?

吉田さんに入江さんに木戸様に。後は幕府側の副長に斎藤やった?求婚までされとるのに自意識過剰な訳ないでしょうが。」

 

 

「文ちゃん,なんか思ってるより恋敵多い……。」

 

 

幕府側の奴らって?知らない事だらけで一之助には衝撃の連打だ。「姉上はどの殿方にも愛されております。もう少し自信をお持ちになって下さい。」

 

 

年下のフサに真面目に叱られた。何故そんなに卑下するのかと吉田と似たような事も言われた。やはり血の繋がった兄妹だなと口元が緩む。

だが何故と言われても元々自分に自信はない。

 

 

「自信がないのもやけど,まず自分を好きになられへんからねぇ……。」

 

 

永遠の悩みだとぼやいたところで一之助が口を開いた。

 

 

「俺は三津さんの気持ち分かるわ。俺も自分に自信がない。

苛々しやすくてすぐ顔に出る。頭も大して良くない。思った事も後先考えずに言ってしまう。良いとこなんか一つもない。」

 

 

容姿だけは人並み以上。ただそれだけだ。

容姿も周りがそう言うからそうなのか?と思うぐらい。だけどただそれだけのモノに女は集まる。

その中でも気持ちが通い合う女子に出逢えたのに裏切られた。自分の価値が分からない。

 

 

「容姿いいの羨ましい……。私容姿も人並みではないんで……。」

 

 

三津は自分を鼻で笑った。

あの三人娘には大して可愛くないと罵られた。色気も無い。聡くもない。唯一幾松には胸の形は褒められたなと遠い目をした。

 

 

「でも俺,三津さんの話聞いて一つだけ自信持って言えること見つけた。

桂様よりは人としてまともやと思う。」

 

 

真剣な顔で言う一之助を三津はぽかんと見つめたが,徐々に笑いが込み上げてきた。

 

 

「確かに。一之助さん真面目やもん。」

 

 

三津がくすくす笑うと一之助はどこかほっとしたような表情をした。

 

 

「三津さんはあの三人より常識あるし断然可愛いからな。あの子ら性格も可愛くない。」

 

 

毒づく一之助に同意して文とすみも違いないと笑った。

 

 

「ほら三津さん。思った事がすぐ口から出る一之助さんが可愛いって言っとるんやけぇそれは信用出来るやろ?」

 

 

にやりと腹黒い笑みを見せる文に一之助はしまったと口を閉ざした。

 

 

「お世辞でも一之助さんに言っていただけるのは有り難いです……はい……。」

 

 

三津は顔を赤く染めてぼそぼそとお礼を言った。恥ずかしそうに視線を散らす三津の肩にすみがぽんと手を置いた。

 

 

「三津さん,一之助さんがお世辞なんて言うと思う?」

 

 

「すみちゃん俺の事見下しとるやろ。確かに言わんけども。」

 

 

確かに思ってない事は言えない質ではあるが,その言い方は馬鹿にしてるだろと不満を顕にした。

 

 

「良かったですね!姉上!一之助さんは心から可愛いって思っていらっしゃいます!自信を持って下さい!」

 

 

フサが両手をぐっと握って自分の事のように喜ぶ。

君が一番可愛いよと誰もが思った。

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