忍者ブログ

Alicia McKenzie's Blog

「だとしても過剰だったのは反省するよ。」

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「だとしても過剰だったのは反省するよ。」

「だとしても過剰だったのは反省するよ。」

 

 

『それにこれからは離れて暮らす。三津の言う干渉し合わない暮らしをさせてあげられる。』

 

 

これも自分から三津への愛だ。

京へ連れて行くのはまだ多少の不安は付き纏うものの,入江も居るし何かあれば駆けつけられる距離である事は安心出来る要素だ。

 

 

「私も準一郎さんを少しでも安心させてあげられるように努めます。」

 

 

「じゃあ家で大人しくしててね。歩く問題児さん。」 https://keiichi76.anime-festa.com/Entry/25/ https://mis2231.atgj.net/Entry/31/ https://plaza.rakuten.co.jp/aisha1579/diary/202404270000/

 

 

桂はくすりと笑って三津の頬をさらりと撫でた。それからいつものように二人を先導して歩いた。

 

 

「家の中では流石に問題は起こさんわな。」

 

 

「起こしません。」

 

 

いい加減問題児扱いはやめてくれとむくれた三津の耳元に入江は顔を寄せた。

 

 

「分からんで?懐妊って事件起こすかもしらん。」

 

 

「は!?」

 

 

思わず声を荒げてしまった。桂もそれに反応して振り返ったが,にやにや笑う入江を見てまた何か言ったなぐらいにしか思わなかった。

そこにいちいち首を突っ込んでいたら予定通り進めない。

桂が何も言わなかったのをいい事に入江はまた三津にだけ聞こえる声で続けた。

 

 

「男の子と女の子,両方欲しいと思わん?」

 

 

ふふっと笑う声に一瞬で全身の血液が沸き立った。やっぱりあれやこれやを想像した。家族のいない三津にとって子供に恵まれた家庭は憧れだ。

 

 

『子供は欲しいと思うけど……。』

 

 

三津はにこにこ笑う入江を直視出来なかった。

 

 

『いやいやまたからかわれてる。これは愛情表現ではあるけど本気やない。

いや……からかわれてるは失礼か……。』

 

 

本気ではないと言うのもきっと失礼だ。

やり場のない好きをどうにかする為にこの手段を選んだ。

だから入江はまだ自分に愛情を抱いてくれてると言う事。

そしてそれは,

 

 

『私がそうやと信じたいんよな……。』

 

 

自分もまだ入江に恋心があるが故に,互いの気持ちが冷めてない確証が欲しい。

 

 

『相変わらず気持ちの落とし所のない関係や……。』

 

 

桂とも以前より夫婦になれているが変な関係だなぁとふとした時に思うのだ。それを見てみぬふりをしてやり過ごす。

 

 

『今はこれでいい。今は……。』

 

 

きっと転換点は訪れる。今までに何度もそれがやって来たように,この関係にもいつかそれはやって来る。

それは然るべき時に訪れて,然るべき判断を自分は下すのだろう。

 

 

『今までもそうやった。何が起こるか分からへんのに今悩んでも仕方ない。

その時が来たら,自分がどうしたいかを考えればいいんですよね?兄上……。』

 

 

では,今入江にすべき返答とは。

こちらは真面目に返してみようか。三津は入江の顔を見上げた。

 

 

「そうですね。男の子も女の子も欲しいですけど,それがどちらであれ元気な子が生まれてくれたらいいです。

私は今まで準一郎さんと何度も営みましたが身篭る気配はなかったです。

ですから養子を迎えるのも一つの案だと思ってます。」

 

 

「そうやなぁ。養子をもらうのもありやな。それでも私は父親として愛情を注ぐ。」

 

 

入江も真面目に返答した。どんな形であれ父として生きると答えてくれた。その返答に三津は穏やかに微笑んだ。

やった,まともな会話に戻ったぞ!と心の中で喜んだ。

 

 

「じゃあ……。」

「でもその前に,私との子をつくる努力はしてくれんそ?あの一回では満足出来んのやけど?」

 

 

『戻った……。交わしたはずの話題に戻った……

兄上……何故この人を生かしたのですか……。』

 

 

次に打つ手が思い付かなくて,三津は恨めしそうに入江のにこやかな顔を見つめた。唇を噛みしめ口角はだだ下がり。

 

 

「そう言う顔ももっと見せて欲しいわ。私だけに。」

 

 

面白いと同時に可愛いと愛おしいが込み上げて来るからそう言ったのに,

 

 

「言い方が遊び人っ!」

 

 

「玄瑞ほど遊んどらん。」

 

 

失礼なと真顔で返した。

 

 

「兄上と弄んだ女子達に謝れ。」

 

 

三津は半目で睨み返した。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R