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Alicia McKenzie's Blog

部屋に戻った三津は桂に高杉に

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部屋に戻った三津は桂に高杉に

部屋に戻った三津は桂に高杉について気になった事を話そうかと思ったが,疲れの色を濃く見せて寝間着に袖を通す姿を目の当たりにしたら言うのを躊躇う。

 

 

『私の勘違いかもしれん話に付き合わすのも申し訳ない。』

 

 

「晋作はそんなに顔を出してないのかい?」

 

 

「あっ,はい!おうのさんには町で会ったんですけどね。高杉さんの姿はここ最近全く見てません。」

 

 

心を読まれたかのように桂の方から突然話しを振られて,三津は心臓をばくばくさせながら答えた。https://lefuz.pixnet.net/blog/post/149587879 https://wow.esdlife.com/cp.php?ac=blog&blogid=472503 https://debsy12.blogspot.com/2024/05/blog-post.html

 

 

「そうか。そんなにおうのさんの所は居心地良いのかね。まぁ分からんでもない,私も三津が居ればそこから離れ難い。」

 

 

「そう言うものですか?でも小五郎さんは私が出掛けると言うと一緒に来てくれますよね?」

 

 

「うん,君は歩く問題児だからね。」

 

 

からから笑われて三津はすぐに口をへの字に曲げた。

 

 

「冗談だよ。私は常に君の傍に居たいから何処へ行くにも一緒だよ。」

 

 

「気を遣わなくていいです。八割方本音ですよね。問題児なのは自覚してるので分かりますよ。」

 

 

三津がつんとそっぽを向いたがそんな反応も相変わらず可愛いよと目尻を下げて頭を撫でた。

 

 

「だっていつなん時君を口説く輩が現れるか分からない。油断ならない。だから傍に居ないと。」

 

 

「まぁたそんな……。」

 

 

恥ずかしくなるような口説き文句をすらすらと言うんだから。三津は照れ隠しに顔を逸らした。

 

 

『あの頃と同じ反応。』

 

 

桂は思わずにやけた。これは三津が自分を意識してると思っていいだろう。そう判断した。

 

 

「今日は同じ布団で寝てもいい?」

 

 

夜のお誘いを甘い声で耳元で囁やけば,三津の耳がどんどん赤くなっていく。

そして三津は決まってぼやく,

 

 

「どうせ拒否権ないんでしょ。」

 

 

 

 

次の朝,三津は欠伸を噛み殺しながら炊事に勤しんだ。

 

 

『結局あのまんま,高杉さんの話は中途半端に終わったな……。』

 

 

桂に流されてどうでもいい着地点で話は終了してしまった。

そこへ山縣がふらりとやって来た。

 

 

「嫁ちゃんすまん。昨日は手間掛けさせたな……。」

 

 

昨日の記憶が殆ど無い事をわざわざ寝起きで謝りにやって来た。

 

 

「いえいえ,私は布団を敷いただけで寝かせてくれたのは九一さんと小五郎さんなんで。」

 

 

「げっ……。木戸さんの手ぇ煩わせたんか……。後で何か言われるんやろな……。」

 

 

山縣は二日酔いと別で頭痛いわと,目を瞑ってこめかみを抑えた。

 

 

「大丈夫です,そこは私が間に入りますから。」

 

 

「何から何まですまねぇ天女……。」

 

 

「天女って何。」「ねぇねぇ天女ってどう言う事?」

 

 

「もう嫁ちゃんは神だ。人間をも超越した存在だ……。」

 

 

「えっ,やだっ!人間でいたい!変な事言うのやめて!?」

 

 

両手を合わせて拝みだす山縣の腕をバシバシ叩いてみたが,山縣はありがてぇありがてぇと呟きながら台所を後にした。

 

 

「えらい大きい存在になったねぇ。」

 

 

やり取りを見ていたセツが豪快に笑った。でも天女なんだからいいじゃないと,面倒臭そうな顔をした三津の肩を叩いて宥めた。

 

 

「普通に接してほしいです……。これ以上変な肩書きいらん……。」

 

 

三津は笑い事じゃないですよと溜息をついた。

 

 

「山縣さんに頼られちょるって思っとったらええんよ。それだけお三津ちゃんが大っきい存在になったんよ。」

 

 

「そうなんですかねぇ……。」

 

 

あんまり納得いかないと顔に出して炊事を続けた。その時,昨夜入江に帰る場所と言われたのを思い出した。

 

 

『帰る場所ってその人にとっての家やったり郷って意味やんなぁ。』

 

 

そう思えばかなり大きな存在には違いない。そんな大役担えるのか疑問に思う。

でも頼られるのは悪い気はしない。むしろ嬉しい。山縣からも信頼されてるんだと思える。

一人で考え込んで,表情で自問自答する三津をくすくす笑いながらセツが口を開いた。

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