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Alicia McKenzie's Blog

三津は帰りもこのままでいいんだけどと

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三津は帰りもこのままでいいんだけどと

三津は帰りもこのままでいいんだけどと思ったが,出来ればアヤメにいい思いをさせてあげたいからそこは黙って飲み込んだ。

 

 

「じゃあ行きますね〜。」

 

 

入江が先頭に立ち悠々と馬を走らせた。

歩けば結構な時間がかかる場所も楽にあっという間に着いた。

ただ乗り慣れてない三津とアヤメは揺られた事によるお尻の痛みと若干の吐き気に見舞われた。

 

 

三津とアヤメは裸足になって少しだけ着物をまくり上げて川に足をつけた。二人で並んで石に座って川面を見つめる。https://freelancer.anime-voice.com/Entry/70/ https://ypxo2dzizobm.blog.fc2.com/blog-entry-81.html https://william-l.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-942129.html

 

 

「水も綺麗で冷たくて気持ちいいんですけどね……空気も美味しいんですけどね……でも……これは私には刺激が……。」

 

 

「強いですよね……。」

 

 

二人が川面から視線を動かせない理由。それは目の前で無邪気に川遊びを楽しむ三人が着物を脱ぎ捨て褌一枚で鍛え上げられた裸体を見せつけてくるから。「って言うか寒くないですか!?まだ泳ぐには早くないですか!?」

 

 

「早い!まだ早い!」

 

 

水は冷たいのに二人の顔から熱が引くことはない。

 

 

「足より頭突っ込みたい……。」

 

 

三津の呟きにアヤメは首がもげるぐらいに激しく頷いた。

 

 

「でもほら……アヤメさんしっかり見てた方がいいですよ……。」

 

 

「いえ……大丈夫です……夏になれば皆さん藩邸内では大体半裸ですんで……。去年死ぬほど見てます……。またこの時期が来たんですね……。苦行です……。」

 

 

あぁ……見たくもないのに見せつけられるのか……。げっそりした表情のアヤメの背中を優しく撫でた。

 

 

「二人ともまだ気分悪いです?大丈夫?」

 

 

俯いたままの二人が心配で久坂が近付いて顔を覗き込んだ。

 

 

「だっ……!いじょーぶなんですけど目のやり場がない……。」

 

 

近付いて来たのが久坂でまだ良かった。三津は恥を忍び消え入りそうな声で顔を上げられない理由を告げた。

 

 

「あっそれで。そのうち見慣れますから。」

 

 

大丈夫大丈夫と笑って吉田と入江の方へ戻って行く久坂の引き締まったお尻を見て二人は撃沈した。そんなもん見慣れるはずがない。

 

 

「もう開き直って凝視するか……。」

 

 

三津が思い切って顔を上げると,

 

 

「ねぇ桂さんで見慣れてる癖に目のやり場がないってどういう事?」

 

 

見事に割れた腹筋が現れて開き直ろうとした事を激しく後悔した。

 

 

「大して見慣れてもないし吉田さんと小五郎さんでは別物ですからね。」

 

 

「何で三津の方が動揺してんの?アヤメさんはこんなに堂々としてんのに。」

 

 

「え?」

 

 

横を見ればいつの間にかアヤメは顔を上げていた。だがその目はとてつもなく遠くを見ている。

 

 

「そう言えば去年も嫌って言うほど見せつけられたの思い出したらどうって事ないなぁって思えてきて。何なら目に焼き付けとくべきですよ。」

 

 

そう言ってるが遠くを見つめている。

 

 

『アヤメさんが壊れた……。』

 

 

「いやぁ思ったより寒いっ!」

 

 

体を震わせながら笑顔で入江が近付いて来た。均等のとれた肉体にその笑顔は卑怯だ。目に焼き付けとくべきと言ったアヤメだが思いっきり体を捻って背を向けた。

 

 

「もう少し暑くなったらまた来よう。今度は桂さんも連れて来ようか。武勇伝を再現させる舟はないけど。」

 

 

久坂が喉を鳴らして笑った。

はて桂の武勇伝とは?三津は何の事?と目を丸くして久坂を見た。「桂さんから聞いてない?萩で代々語られる武勇伝。」

 

 

笑いを噛み殺しながら聞いてくる吉田に三津は首を横に振った。

 

 

「桂さん子供の頃萩の川で舟をひっくり返しては遊んでたんだって。」

 

 

男とは不思議な生き物だ。そんな遊びの何が楽しくてやっているんだ。

悪餓鬼が何を考えてるかは分からないが,遊んでいた場所,過ごした土地には興味がある。

以前にも話で聞いて行ってみたいと思った場所。

 

 

「その犯行現場の川,いつか連れてってあげるよ。さぁもう帰ろうか。風邪引きそう。」

 

 

三津の考えが読めたのか吉田はそう言って岸に上がると用意していた手拭いで体を拭いた。

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