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をよせ、耳にささやいてきた。
「おれたちは、きみが考えているような存在じゃない。ミスターの息子は、きみだけだよ、肇君。それから、あいつと勝負してくれてありがとう。アイス、うまかったよ」
https://ameblo.jp/freelance12/entry-12816922690.html https://www.liveinternet.ru/users/freelance12/post500762454// かれのも体もはなれてしまう。
「See ya (またね)!」
ちいさいほうの子は、おれたちにはにかんだ笑みをみせると、おおきいほうの子を慌てて追う。
二人は、黒服たちとともに車にのりこみ、去ってしまった。「あの子たちは、以前、おまえがみつけた写真の子たちだ」
公園の入り口をみつめたまま、親父がつぶやく。
「写真・・・?」
そこではじめて、以前、親父の机のキーボードの下でみつけた写真の子どもたちのことを思いだした。
いわれてみれば、面影が残っている。病院のようなところで撮られたものだった。
「元気になったんや」
親父は、それにすぐには応じなかった。街灯のぼーっとした灯のなか、すごく悲しいになっているのをみ、驚いてしまう。
「かれらは・・・。そうだな。おおくの人を救っているし、これからも救ってくれるだろう」
「すごいやん!ヒーローってやつ?」
すると、こちらをみおろして困ったような笑みが浮かぶ。
「けっして語られぬことのないヒーロー・・・。アメコミ風でいえば、ダークヒーローってやつかな」
「めっちゃかっこええなぁ。また会えるん?おれが父さんみたいにとか協力して捜査したり、テロ組織をつぶしたりするんや」
「でかいこというな、肇。ああ、そうだな。かれらはきっと、おまえを助けてくれる・・・。きっとな。さぁ、かえろう。今夜は、なにをつくろうか」
「ハンバーグ!あっせやけど、父さん、疲れてるやろ?『ほっOほっか亭』のハンバーグ弁当でええで。せやけど、給料日前やんかな?のり弁でええわ」
「おいおい、そこまで気をつかうな。なら、ハンバーグ弁当にからあげを追加してもらおう」
「ほんまに?ごはんは?大盛りにしてもらってもええ?」
「もちろん。さあ、いくぞ。防具をもってやろう」
「みそ汁は、家にインスタントのがあるで」
「わかめと豆腐だといいがな」
お、重い・・・。
金縛り?また、寝落ちしたか?
重い瞼を無理矢理あけると、白い靄がかかっていて、視界が奪われている。重みはあいかわらずで、金縛り体験によくあるように、胸元から下が、なにかに、具体的には女性の霊にのっかられてるかのように、身動き一つできぬほど重い。
靄が、じょじょに晴れてきた。
焦点がようやくあうと、すぐ眼前に女性のが・・・。
「きゃああああっ・・・」
真夏の夜、窓を開けっぱなしで寝ていて、侵入してきた強姦魔にレイプされそうな危機一髪のOLのごとく、甲高い悲鳴を上げてしまった。その途中で、強姦魔に、掌で口をふさがれてしまう。
「失礼きわまりないな、主計。いくら呼んでも応答がないゆえ、死んでいるのかと案じて様子をうかがっていたというのに」
俊冬だ。ってか、こんなことするのは俊冬しかいない。
「こんなことするのはたましかいない、と思われていますぞ。たま、ずいぶんとかいかぶられているものですな」
のぞき込んでくる俊春。満面の笑みが、まぶしいくらいだ。
「かいかぶられている?どこかおかしな解釈のような気もするが・・・。まあよい。いかがいたした?われらが身を粉にして働いている間に、意識を失う勢いで午睡を貪り、いい夢をみるとは。主計も出世したものだ」
みおろす双子のが、一瞬、なにかとかぶった。これまでに、何度かあったのとおなじ兆候である。
思いださねばならぬなにかと・・・。
ずきん、と鈍い痛みが頭を駆け抜ける。
口を覆う掌が、ゆっくりはなれてゆく。
「夢?あぁそういえば、餓鬼のときの夢を・・・。みたような気がしますが、思いだせません」
「ほう・・・。にやにや笑っていたので、てっきりいやらしい夢かとばかり思っていたが」
「たま。主計も一応、男です。欲求不満で、八郎君の夢をみることもありましょう。おっと、副長もありですな」
「なにを、なにをいってるんです。そっちじゃないでしょう?みるとしたら、セクシーな女性にきまって・・・。ってか、なにをいわせるんです、ぽち」
いったい、どんな夢だったろうか?は、寝ている間の夢のほとんどを忘れているというが・・・。
「やはり、思いだせません。すっごく懐かしくって大切なだったような気はしますが・・・」
「まぁ、よいではないか。夢ならば、またみることもあろう。さて、関東郡代を訪れたかえりに、亀戸天神によってくず餅を買ってまいった」
「え?もしかして、「船O屋」の?ってか、どいてもらえませんか、たま?だれかにみられたら・・・」
「おーい、主計。まだ眠って・・・」
そのタイミングで、なにゆえかこの男、現代っ子バイリンガル野村が廊下にあらわれた。胸元に、またしてもエロ本、つまり春画を抱えている。
「ジーザス・クライス・・・」
春画が廊下に落ちる「バサッ」という音が、耳にこだまする。
「ちょっ・・・。利三郎?」
あとずさる現代っ子バイリンガルの野村へ、掌を伸ばす。が、いまだ体の上に俊冬がのっているので身動きが取れない。