忍者ブログ

Alicia McKenzie's Blog

をうち、あんたたちに

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

をうち、あんたたちに

をうち、あんたたちにしらせたほうがいい、と考えていた」

 

 永倉と原田が、うまく取り繕ってくれる。

 

 いや、まだ伝えきれていないのことについて、話がある。それがまだなのである。

 

「殊勝なこったな。えっ、主計?今後一切、おれ抜きで話し合うな。おまえらも、いいな」

 

 副長は、全員をみまわしながら命じる。https://janisdunn.forumotion.com/t12-blog-post#12 http://abrielle.unblog.fr/2023/04/07/%e6%a1%9c%e5%8f%b8%e9%83%8e%e3%81%af%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%8f%e9%a0%b7%e3%81%84%e3%81%9f/ https://rodger.doodlekit.com/blog/entry/25142057/ 俊春には、あらためて口の形をみせて伝える。

 

「ああ?土方さん、なんであんたにいちいち報告せにゃならん?おれたちの。本当は、原田自身ののことじゃない」

 

 副長のあまりのタカビーなものいいに、永倉がキレた。

 怒鳴ると同時に、マッスルな両腕を伸ばして副長のシャツをつかむ。

「新八、やめろ」

「新八さん、やめてください」

 

 原田と斎藤がなだめるも、永倉はシャツを握る掌に力をこめてはなそうとしない。

 

「新八。おまえのでもあるんだよ。おまえだけじゃねぇ。ここにいる全員、おれのをしる必要がある。それだけだ」

 

 副長の眉間に、皺は一本もない。そのをしる必要がある。それだけだ」

 

 副長の眉間に、皺は一本もない。そのには、穏やかな笑みさえ浮かんでいる。

 声音もまた、穏やかでやわらかい。

 

「くそっ!」

 

 永倉も、そこまでいわれればひくしかない。毒づくと、副長のシャツから掌をはなす。

 

 風もないのに、灯火が揺れる。障子や襖、天井にうつる全員の影が揺らめく。

 

 灯芯の燃えるチリチリという音が、耳に痛いほど響く。

 

 俊春は、この音もきこえない。おれたちの声も、立てる音も。

 

 ある日突然、きこえていたには、副長と同様穏やかな笑みが浮かんでいる。

 

「もし、逆の立場だったら?あのとき、おれになにかあったら?俊春殿は、ご自身を責めませんか?」

 

 副長も組長たちも俊冬も、しずかにおれたちの会話をきいている。

 

 俊春は、おれからをそらす。

 

「責めぬ。主計、おぬしが怪我をしようが死のうが、なにゆえ、わたしが自身を責める?わたしのしったことではない」

 

 ソッコーかつきっぱりすぎるその答えに、副長や組長たちがぷっとふきだす。

 

「そ、そんな。ちょっとくらい、責めてくださいよ。冷たいんですね」

 

 ここまできっぱりと断言されれば、苦笑するしかない。

 

「われらは犬。否、獣である。ゆえに、のようにいつまでも自虐の念にとらわれたり、落ち込んだりということはない。それは兎も角、主計、わたしがすぐそばにいるかぎり、おぬしがまったくどこのだれやもしれぬによって、傷をつけられたり死ぬことはない。それは、この場にいらっしゃるすべての方々も同様。なぜなら、副長と副長が護りたいものすべて、われらが護りぬく。ゆえに、わたしが自身を責めることはないというわけだ」

に宿る光に、なにゆえかぞっとしてしまう。同時に、違和感も。

 

 久々に感じるそのなんともいえぬに、たじろいでしまう。

 おれの動揺は、俊春はもちろんのこと、俊冬にも察知されているはず。

 

 以前、よく感じていたものである。

 

 いまになってまた、の悪い病のようにぶり返すとは・・・。

 

 以前、相棒や副長から感じられたあの感覚。それをいま、俊春によって呼び覚まされてしまった。

 

「すごい自信ですよね?まるで、神様か仏様みたいだ。だったら、井上先生は死なずにすみましたよね。すくなくとも京では死なず、帰郷して病で死んだはずですよね?」

 

 動揺したあまり、理不尽なことを叩きつけてしまう。視界のすみに、副長や組長たちが嘆息するのがうつる。

 

 いってから、後悔してしまった。

 

 だが、言葉にだしてしまったものは仕方がない。

 

 

「主計、弟の申すことをきいておったか?」

 

 俊冬が、しずかにきりだす。

 かれのをそちらへ移すと、そのになんともいえぬ光が宿っている。

 

「弟は、『すぐそばにいるかぎり、まったくどこのだれやもしれぬになんともいえぬ光が宿っている。

 

「弟は、『すぐそばにいるかぎり、まったくどこのだれやもしれぬ「主計、すまぬ。おぬしを追い詰めるつもりはなかった。だが、わかってほしい。われらを信じてくれるなら、二度と自身を責めないでほしい」

 

 俊春が俊冬をチラ見し、つぶやくようにいう。

 

「主計、副長に告げたほうがいい。永倉先生と原田先生もまた、みなをなにより大切にされていらっしゃる。局長と副長のことはとくにだ。両先生方は今後、いまの話が枷になるであろうし、負い目にもなる」

 

 俊春のいうとおりである。

 

 未来に伝わっている内容をしってしまった以上、二人は局長と副長にたいして負い目を感じるであろう。

 

 その永倉と原田をみる。二人もこちらをみている。

 アイコンタクトで、了承を得る。

 

 副長に話すしかないということを、二人もわかっている。

 

 あらためて、副長に告げた。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R