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Alicia McKenzie's Blog

から東か北かって

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から東か北かって

から東か北かってことになる。幕府側のほとんどが、そっちへ流れてしまう。しかし、も、そのことはみこしている。ゆえに、討伐するために兵を送るだろう」

 

 蟻通が、欠伸をかみころしつつ述べる。それから、同意を求めるように副長のほうへを向ける。

 

「ああ・・・」

 

 副長はうなずくも、https://www.evernote.com/shard/s330/sh/5215bff5-8228-c43d-9a81-74e32e88fa0c/KQcBRQh9pkwiY4jCB4lZjMVYTGxYs2JByXDUI6qTsixgfL2o7RU1QKGASw

https://blog.udn.com/79ce0388/179772847

https://blog.udn.com/79ce0388/179772877 蟻通ではなくおれをみている。

 副長のアイコンタクトに、無言でうなずいてみせる。

 

「島田、勘吾。ちょうどいい機会だ。伝えたいことがある」

 

 そうきりだすと、俊春が廊下側の障子をすべて閉ざす。

 

 その内容がシークレットであることを、島田も蟻通も気がついたらしい。副長が小声で告げることを想定し、ちかくによる。

 もちろん、双子とおれも。

 

「島田にはこのまえ伝えたんだが・・・。勘吾、がわかっているにもかかわらず、それをまったくいかしきれていないのです」

「ちょっ、たま。なにゆえ、おれの台詞をパクるんです?もとい、横取りするのです?ってか、なりすますんです?」

「おぬしがいいにくそうにしておったから、気をきかせて応じてやったのだ。かようなものいいはなかろう?」

「どおりでな。かわり者だと思っておったのだ」

「蟻通先生。変人だと、よくいわれますよ。でも、あたってますからね。おれは、変人で助兵衛で役立たずの腐散歩係ってわけです。はははっ!」

「ちょっ、ぽち。それもおれの台詞ですよね?ってか、真似、じゃなくってでたらめいわないでください。しかも、自虐ネタすぎるのに、はははってさわやかに笑いまでつけるなんて。ってか、だれが変人で助兵衛で役立たずの腐散歩係なんです?」

「おどろいた。ぽちもたまも、主計にそっくりだ」

「誠の主計に、偽の主計ってやつだな。でっ、こっちが誠ってわけだ」

 

 蟻通の指は、たしかに双子を指している。

 

「いや、そこじゃないでしょう、島田先生、蟻通先生。ってか、蟻通先生、おれが偽物ってひどいじゃないですか」

 

 完璧なるイジメだ。

 

「やめねぇか。ったく、どいうもこいつも真面目な話になると、すぐにふざけやがる」

 

 副長がたしなめてくれた。

 たしかに、みな、真面目な話題は苦手である。

 

 

「こっからが問題だ。島田、勘吾。をみつめている。

 

「それは・・・。そりゃぁ、移るのを反対するよな」

 

 ややあって、蟻通がぽつりとつぶやく。そういうしかないかのように。

 

「それで、局長は?どうなるのです?」

 

 島田である。敵に投降して、盛大な饗応で歓待されるとは考えにくい。そのさきが気になるのは、だれしもおなじことであろう。

 

 その問いに、副長は答えぬままただを障子に閉ざされた向こうにある庭へ向けただけである。

 

 あきらか、答えにくいというそのジェスチャーに、島田も蟻通も脳内で推測し、自分の推測に困惑している。おろおろとを副長から双子、それからおれへと転じる。

 

「ま、まさか切腹させられるのか?」

 

 ひきつった笑みにそえられた蟻通の問いは、副長にではなくおれに向けられたものである。

 直後に訪れた沈黙。障子の向こうから、「ちゅんちゅん」と雀たちがさえずっている。

 いつの時代でも、そのさえずりはおなじようにきこえるし、のどかな印象を受ける。

 雀のさえずりは、求愛や警戒、餌をみつけたりとか、雀同士のコミュニケーションにつかわれているのだとか。つまり、なんのへんてつもない「ちゅんちゅん」も、バリエーションがあって、雀たちはちゃんと会話をしているわけである。

 

 そういえば、双子のまわりによく雀が集まっている。異世界転生か昔話のなかで、かれらならきっと雀のお宿で葛籠をもらったことがあるにちがいない。あるいは、雀タイプのモンスターと仲間を求めて旅したことがあるだろう。

 雀の気持ちや会話が、わかるにちがいない。

 

 などと、雀に逃避している場合ではない。島田と蟻通のが合うと、副長が「おまえが告げてくれ」と、いっているように思えた。その依頼に、思わず躊躇してしまい、無意識のうちにに、なにゆえかどきりとしてしまう。変な意味でではない。例のごとく、得体のしれぬものを感じたからである。

 

 仕方がない。観念する。たったワンフレーズ。いや、一語でいいのだ。たった一語、口からだすだけでいい。その一語だけで、島田も蟻通もすべてを理解できる。

 

「斬首でございます」

 

 口をひらきかけたタイミングで告げたのは、俊冬である。すると、島田も蟻通も、はじかれたように俊冬へとを転じる。

 

「斬首?」

「斬首?」

 

 生まれてはじめてきいた単語のごとく、それを口にする二人。一拍置いて、やっとそれを理解したらしい。あっという間もなく、驚愕の

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