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お湯が沸くのを待っていると山南がひょっこり顔を覗かせた。
「お三津ちゃん私にもお茶をお願いしていいかな?」
「山南さんご無沙汰してます!喜んで!」
山南の落ち着いた声と笑顔にはいつも癒やされていた。
「そう言えばこの前とても綺麗なお三津ちゃんを見たって聞いたよ。今度はぜひその姿で一緒にお茶を飲みたいね。」http://johnsmith786.futbolowo.pl/news/article/news-1 https://www.beclass.com/rid=284d70065b6052d7f025 https://carinadarling.pixnet.net/blog/post/134630422
にっこり微笑まれて三津もつられて笑ったが目元がぴくぴくと引き攣った。
『土方さんめっ!!』
三津はお茶を持って部屋に戻り土方に詰め寄った。
「約束が違う!山南さん知ってたじゃないですか!」
「俺じゃねぇよ平助だろ?お前平助にも会ったろ。あいつの口止めはしたか?」
「あ…。」
そう言えば藤堂にも会ったっけ。
「え…じゃあ…もうみんな知ってるって事は…。」
土方に口止め料を払うだけ無駄なのだ。「じゃあ土方さんに口止め料払ってもみんなに質問攻めされるんですね私…。」
何の為に壬生まで来たのか…。がっくり項垂れた。
「相変わらず馬鹿だなお前。いや違うな阿呆だったな。」
「あぁもうこのやり取り自体が懐かしく感じてどうでも良くなってきました…。」
正座を崩してへたり込み,好きなだけ罵ってと哀愁を漂わせた。
『そんなに聞かれたくないのか…。』
そうなれば余計に知りたい。何処の誰と会うつもりだったのか。その相手に対する三津の心情。
何も聞かない約束だが少し揺すればポロッと吐くんじゃないかとも思う。だって三津だから。
「この部屋から出なきゃ質問されねぇだろ。」
誰にも会わなきゃいいんだと喉を鳴らして笑った。
「そう言う訳には行きません。私沖田さん探さなきゃいけないし。」
「総司?あんな奴放っておけ。」
その言いぐさに三津の眉がピクリと動いた。
「沖田さんがこの頃おかしい原因…さては土方さんですね?喧嘩でもしました?」
「おたえに聞いたな?してねぇし俺のせいじゃねぇよ。」
『お前だお前。』
三津は疑いの眼差しでじっと見つめたが土方はふいっと顔を反らした。
「まぁいいです。でもちゃんとご飯は食べてもらわないと…。じゃっ!」
お茶も置いたし用は済んだ。長居は無用。
そそくさと出て行こうとしたのに,
「まぁゆっくりしていけや。」
妖し気な笑みの土方にしっかりと手首を掴まれていた。
「し…仕事しますから…。」
「俺の言う事利くのも仕事だろ?」
ぐいっと引き寄せられそのまま土方に抱き留められた。
そして背中に回された手が上から下へと体をなぞる。
「いっ…!?」
その感覚に思わず"ぎゃあああ!!"と悲鳴を上げた。
するとけたたましい足音が廊下を駆けて来た。
「三津さん!?」
勢い良く障子を開けた総司を見て土方はにやりと笑った。
「ほれ三津,総司だぞ。」
土方は三津の頭を掴むと強引に後ろを向かせた。
「しまった!」
三津のまん丸な黒目と視線がぶつかった瞬間に素早く逃げ出した。
『最悪だ…。』
三津を抱き留めて笑った土方の顔が脳裏に焼き付いた。『整理しよう…。土方さんの手つきは変態だけど私に何かあれば沖田さんが来るのを分かってて今この状態なのは理解した…。それはそうと沖田さん私と目が合って逃げ出した…やんね?』
「もしかして私が避けられてます?」
「お前にしては察しがいいな。」
土方は満足そうに笑って上出来だと三津の頭を撫でた。
「待って下さい!私何かしました!?」
「知らねぇよ自分で聞いてこい。」
さぁ行って来いと手を離した。怪訝そうな表情を浮かべて三津は総司の後を追いかけた。
「斎藤さん匿って!」
総司は斎藤の部屋に転がり込むとそのまま押し入れに入り込んだ。
「沖田さーん?」
総司が逃げ込んで来たその後に,総司を探す三津の声。
『なるほど…。』
「斎藤さーん沖田さん来なかった?」